温泉の魅力、地域の相乗効果でブランド化する
由布院温泉も黒川温泉も、別府温泉などのように個々の旅館やホテルが客を外に出さずに取り込んでしまう方式ではなく、
個性を生かしながら補完し、競い合いながら、町並み全体を統一的に整備したり共通の入湯手形などを作って、
お互いの温泉などの資源を外部に開放して相乗効果を出すことにより人気を集めています。
温泉宿各個の魅力と同時に地域全体の魅力を組織的に演出しトータルの温泉ブランドを創っているのです。
大型モールなどの影響により、駅前商店街がシャッター通りになったといわれるが、個々の商店がバラバラに対応するだけでなく、
由布院温泉や黒川温泉のように個人や個性を重視した開放組織の力を結集しないとモールなどの組織力に対抗できないのではないでしょうか。
由布院温泉、黒川温泉は地域全体が一つの魅力を打ち出し、今日の温泉ブームを築き上げました。
気になるのは、最近の由布院温泉は全国ブランドになって以降、料金の高さやファッションあふれる都会並みの通りを見ると、少し、本来の温泉好きの方向とは一線を隔した感は否めません。

